ゲノム編集で使用される「Cas9リボヌクレオタンパク質/オリゴヌクレオチド複合体」の脂質ナノ粒子封入体をiLiNPで調製した論文が公開されました。

これまで困難とされてきた、マイクロ流路デバイスを用いたタンパク質封入脂質ナノ粒子の調製に、iLiNP型デバイスで成功した論文です。
iLiNP型デバイスの優れた原料液混合(希釈)特性と高い流路カスタマイズ性によりそれが可能になりました。

詳細については下記論文をご覧ください。

論文タイトル
Lipid nanoparticles loaded with ribonucleoprotein–oligonucleotide complexes synthesized using a microfluidic device exhibit robust genome editing and hepatitis B virus inhibition.
(マイクロ流路デバイスを用いて合成した、リボヌクレオタンパク質-オリゴヌクレオチド複合体を封入した脂質ナノ粒子は、頑強なゲノム編集能力とB型肝炎ウイルス阻害能力を示す。)

掲載雑誌
J. Control. Release 2020 Dec 14;S0168-3659(20)30736-7.
doi: 10.1016/j.jconrel.2020.12.013. (オンライン先行公開)