ナノ粒子製剤開発・製造におけるケイパビリティ拡大に資するiLiNP論文が公開されました。

Mass production system for RNA-loaded lipid nanoparticles using piling up microfluidic devices.
Applied Materials Today 31 (2023) 101754 https://doi.org/10.1016/j.apmt.2023.101754

北海道大学で発明されたiLiNPマイクロ流路デバイスはこれまで主にラボスケールでのナノ粒子製剤調製用デバイスとして国内外の数多くのユーザー様にご愛用いただいていますが、mRNAワクチン(脂質ナノ粒子製剤)の急速な普及等に伴いナノ粒子製剤の大量生産が可能なマイクロ流路デバイスについても需要が急増しております。
北海道大学と信越化学工業(株)の研究チームはこのたび、それぞれの強みを発揮したナノ粒子製剤大量生産用のマイクロ流路チップを新規開発し論文として発表しました。本研究成果は北海道大学発のiLiNP技術を用いたナノ粒子製剤開発・製造におけるケイパビリティ拡大に資する大きな成果となります。