株式会社日本触媒による100%子会社化のお知らせ

ライラックファーマ株式会社(本社:北海道札幌市北区、代表取締役:須佐太樹、以下「ライラックファーマ」)は2024年12月9日付で株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:野田和宏、以下「日本触媒」)の100%子会社となることで合意いたしましたので、お知らせいたします。

化粧品や医薬品においてリポソームなどの脂質ナノ粒子は内包有効成分の安定性や浸透性の向上などに寄与することから、有効成分を配合した製品の高付加価値化を可能とする画期的な素材として注目が高まっております。

ライラックファーマは脂質ナノ粒子の「大きさ」などに注目した脂質ナノ粒子製造技術をベースにビジネスを展開しています。北海道大学から導入した独自の「iLiNP(*1)マイクロ流路デバイス」は従来の方法と異なり大きさが揃った高品質の脂質ナノ粒子を容易に連続生産することが可能です。更にその大きさも幅広く調節できることから、高機能の脂質ナノ粒子を製造する技術として期待されています。詳細につきましては弊社ウェブサイトの「独自技術」ページをご覧ください。

日本触媒とライラックファーマは2019年から共同研究を開始し、これまでに安定性が高い複数の化粧品用リポソーム開発に成功しております。このたびの子会社化により医薬品及び化粧品分野の両面において研究開発効率向上や製品の安定供給体制構築を加速させ、事業の更なる拡大を目指してまいります。

*1)「iLiNP」はライラックファーマ株式会社の登録商標です。