株式会社日本触媒と化粧品用素材事業に関する契約を締結しました。
ライラックファーマ株式会社(本社:北海道札幌市北区、代表取締役:須佐太樹、以下「ライラックファーマ」)は、株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:五嶋祐治朗、以下「日本触媒」)と化粧品用リポソーム素材に関する共同開発契約を締結しました。本契約により、当社は4月1日から化粧品素材分野において日本触媒と共に新規の高品質リポソーム素材及び工業的生産プロセスの開発を開始します。
ライラックファーマは日本触媒と共同でマイクロ流路デバイス「iLiNP™」を用いた化粧品用リポソームの工業的生産プロセスの開発および化粧品素材としての高品質リポソームの応用について共同研究を開始します。
iLiNP™は北海道大学大学院工学研究院の渡慶次学教授、真栄城正寿助教らが開発し、ライラックファーマが技術導入した独自の設計理論により作られたリポソーム調製専用のマイクロミキサーであり、原料溶液を流すだけで好みのサイズのリポソームを粒径分布狭く連続的に作ることができます。
粒径を高度に制御することにより、表皮(角質層、顆粒層、有棘層、基底層)、真皮、皮下組織で構成される皮膚において、有効成分のターゲット層への浸透性やターゲット層での保持性などを飛躍的に向上させることが期待されます。
ライラックファーマでは本共同研究を通して高品質なリポソーム等ナノ粒子製剤の工業生産ノウハウを蓄積し、化粧品素材分野のみならず医薬品など他分野での受託製造・共同開発事業も積極的に進めて参ります。
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